「政治には金がかかる」とよくいわれます。各政党や政治家がどこから政治資金を集め、どのように使ったのか? 総務省が公表する政治資金収支報告書で見えてきます。
●原発マネーは何処へ~~~
12/1付けしんぶん赤旗一面の見出しは「原発マネー、民・自に6億円」です。原子力行政と利害関係が深い電力会社など「原発利益共同体」から自民党と民主党に2010年だけでも総額約6億円の原発マネーが流れている内訳を公表しています。
●企業・団体献金禁止は何処へ~~~
「企業・団体による献金・パーティー券購入を禁止します」これは民主党が2010年の参議選マニフェスト(政権公約)で明記した公約です。民主党は09年総選挙でも同じ内容のマニフェストを掲げ、当面の措置として国や自治体と一件一億円以上の契約関係にある企業等の政治資金・パーティー券購入を禁止すると公約。10年1月から10月までは一切の企業・団体献金を自粛してきたといいます。しかし、実際はどうか、民主党本部が「国民改革協議会」(民主党の政治資金団体)から受け取った企業・団体献金は1131万円、09年の1億4737万円から大幅に減ったかのように見えますが、実は一方で、国会議員が代表を務める政党支部への企業・団体献金が2.3倍の4億455万円で、結党以来最高となっています。
●献金は、誰が(企業・団体)出してるの~~~
自民党には、日本自動車工業会・トヨタ自動車・日本電機工業会・日本鉄鋼連盟・キャノンなど1千万円を超える献金をした企業は36社を数えます。TPPへの参加を求める経団連の会長・副会長の企業がずらりと並んでいます。
民主党には、全日本自動車産業労働組合総連合会・全トヨタ労働組合連合会の政治団体「全トヨタ政治に参加する会」・全国電力関連産業労働組合総連合(電力総連)の政治団体「電力総連政治活動委員会」などが資金提供をしています。
●キャバクラ通いも、政治資金~~~今朝のテレビでは、風俗店などの領収書が政治資金として扱われていいのか。政治家の良識を問う報道も成されています。
清潔さで政党を計ると日本共産党がダントツの一位だと自負しているのですがいかがでしょう。
では。