完全失業者25万人増・潜在的失業者加えると失業率10%超える?

 今朝の新聞に、10月度の雇用統計が発表されています。

完全失業者25万人増~

 しんぶん赤旗(日刊)では、「完全失業者が25万人増・10月宮城で失業率が大幅悪化」の見出しで、完全失業率が前月比で0.4%悪化し4.5%、完全失業者数は292万人で25万増加となっています。また、被災三県では、宮城の完全失業率が5.5%から7.5%に大幅に悪化。原因は短期の震災復旧関連の仕事が契約切れになったことが主な要因と考えられるとしています。有効求人倍率(10月)では、前月と同水準の0.67倍で、求職者数3人に、求人数2人の状況は変わりませんが、正社員の割合は有効求人倍率0.43で、依然として2人に1人の求人も無い状況です。

潜在的失業者とは~

朝日新聞には、「潜在的失業者、統計を左右」の小見出しで、「潜在失業者」とは、失業率の調査で仕事がなく求職活動もしていなかった人のうち「仕事に就くことを希望している」と答えた人のことで、いわゆる「失業者」とみなさないため失業率の計算には除外されていた人のことを指し、潜在的失業者が仕事探しを再開し、失業率が増えたと報じています。

 7~9月の平均潜在的失業者数は469万人で、同時期の完全失業者数277万人を加えると746万人となり、潜在的失業者を加えた日本の失業率は軽く10%を超えていることとなります。

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