今朝の新聞各社は、APEC(12日・13日)首脳会議を前に、野田佳彦首相が今日(10日夕)にも記者会見で、TPP参加表明を行なうとの見方を報じました。
一方しんぶん赤旗(日刊)は、TPP協定に入るためには「米国の要求受諾が前提」と追求する衆議院予算委員会での笠井亮(日本共産党衆議院議員)の質疑が掲載されています。
えぇそれはどういうこと?~日本は「白紙」でTPP参加し日本の主張を展開するのと違うの?
TPPに入る条件は~9カ国の同意が必要で、米国との関係では~
米国との事前協議で調整したのち、米国議会の承認(最低90日)を要し、事実上「米国議会の対日要求が受け入れられないと」承認が得られない仕組みです。
笠井議員は、米国の対日要求は60項目にのぼり、遺伝子組み換え食品の表示義務や公的医療への参入を求めていることをあげ、食の安全や国民皆保険の保証があるのか。などと迫りました。
「何を守るのか、はっきりさせよ」と迫る笠井議員に対し、玄場外相は~「自由化交渉のテーブルにすべてをまず載せるのが原則だ」と答弁し、米国の対日要求のすべてが「テーブルに乗る」との見方を示しました。
何が「国益か」も国民に示さず、TPP参加表明をするという民主党野田佳彦内閣総理大臣、国民はこんな政権を選択したはずではないはずです。
では。