朝日新聞は今朝の5面で、玄場光一外相が24日経団連の米倉弘昌会長と会談し、「交渉に実際入らないと得られない情報がたくさんあるのも事実だ」などと述べ、交渉参加の姿勢を強調したと伝えています。
その一方で、「TPP自公板ばさみ・当面結論先送り」(朝日)などの見出しで、全国農業協同組合中央会が約1167万人の署名の提出と衆参両院議員350人を超える国会議員がTPP交渉参加に反対する紹介議員に賛同することも明らかにした。と報道し、「経済的利点対支援団体」といった政治的綱引きの実態として大きく報道しています。この記事の見出しや報道姿勢は、経済的メリットをとるのか選挙の支援団体の「票」をとるのか「板ばさみ」ということで、TPPはあくまでもメリットがあり、暗にTPPに反対する議員は政治的打算で動いているかのような記事の構成です。記事は一見事実を報道しているようで、実はTPP参加推進の立場でかかれたものだと思うのは私一人でしょうか。
つくろう~TPP参加反対包囲網
政府が決断するとした期限が迫る中で、マスメディアもTPPに関する報道も格段と大きくなっているように思います。NHKや報道ステーションでもかなりの時間をさいて、TPPの功罪について報道されています。