ドルの信用不安が広がり、ドルの格付けが一ランク下げられ、世界経済不安が広がっています。今朝の「みのもんた・朝ズバ」でも、ドルの信用不安が、ドル安・株安・債権安となり、ドル離れの資金が、穀物投機マネーとなる危険性をも指摘していました。
先物取引~むらがる投機マネー
日本では既に、大豆・小豆など先物取引がなされていますが、9割以上が差額決済の投機目的といわれています。わずかな証拠金で、数十倍の取引が可能となるために格好の投機の対象とされています。
このような中、政府はこの8日からコメの「先物取引」について2年間試験上場を認め、東京穀物商品取引所と関西商品取引所で取引を開始しようとしています。
福島原発事故で、放射能の稲わらを食べた牛・牛肉が取引できない大変な事態になっていますが、米どころの東北でのコメの放射能汚染の心配から「古米」が売り切れ状態との報道も成されています。
主食のコメを「投機」の対象にする先物取引、コメの買占めは絶対にさせてはなりませんね。
では。