8月2日付け、しんぶん赤旗は06年6月に開かれた四国電力伊方原発のプルサーマル説明会で、四国電力会社の要請で発言した10人のうち7人が、四電の作成した発言メモに沿った発見をしていることが、本紙の調べでわかった、公正であるべき説明会が『台本』による茶番劇だったと報道しました。
しんぶん赤旗記事によると、当日会場から15人の発言があったうち、四国電力の以来を受けた10人が発言。シンポの会場発言を調べた結果、四国電力が用意した「国シンポジウムの発言例」で書かれた内容で、4人がメモの丸読みに近い状態だったとしています。
その他、「手際のよさ」として、
男性が「イギリスの環境派の学者らが原子力を推進するような発言をしていると聞いたが本当か」と聞くと、パネリストの山名元・京都大学原子炉実験所教授が、「松山(市で講演)で用意したスライドがたまたまあるので、出したい」と発言。ほどなく会場のスクリーンには質問に出た学者の写真と発言内容が映し出される。また、「自宅に配られたビラは、根拠がある話なのか」との質問にも山名教授は、「ビラを見たときに思った」と自身も読んだことを認めたうえで、「(特定の話を)強調的に使って(危険だと)結論付けている」とビラを批判しています。
その他の3人からは~
「伊方長の道路や下水道など生活基盤は他の町から羨望を受けている。これも発電という巨大な産業ができたおかげ」「伊方原発の運転開始から30数年たちました、引き続き理解活動につとめてほしい」などの肯定的な意見でした。
記事は、発言依頼について四国電力は「議論の論点が明確化され、理解を深めるのに有益である」と説明しているが、実際の内容からは、プルサーマル推進に向けた世論のねつ造であることがわかりますと結んでいます。
では。