「安倍政権を引き継ぐ」という菅政権の「顔」が見えてきました~まずは自分でという「自助」「共助」「公助」論。そして、学術会議会員の任命拒否。

 安倍政権のもとで、雇用は増えたなどと言いますが、増えた「雇用」は、解雇(雇止め)自由の、使用者に都合のいい非正規雇用です。その結果、格差と貧困が大きく広がりました。そして今、格差と貧困は教育の格差へと広がっています。菅首相は「まずは自助」でといいますが、現制度の下で、既に個々人々は精いっぱい頑張っていて、その上で公助が求めている実態が理解されていません。既に医療や介護・教育・最低賃金・生活保護など、公的制度の拡充は不可欠緊急の課題です。
 また、学術会議の任命拒否は、安倍首相の戦前の思想「靖国思想」の継承をあからさまに示しました。安倍政権は、戦争を拒否する憲法9条を無力化し、戦争する国づくりを進めるために一連の「安保法制」を強行しましたが、その姿勢に批判的な学者をこんなにも露骨に排除する、ある意味で、菅政権は「短期・臨時政権」の扱いで軽んじるその次を見越すような議論がありますが、安倍政権の「裏の顔」を「さらっと」担う、最も危険な内閣ではではないでしょうか。

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