憲法記念日・街角トーク&講演会(賀川豊彦と憲法九条)

5月3日は憲法記念日です。徳島駅前では午前11時から「憲法懇」・「反核憲法フォーラム」・「人権平和センター」・「九条の会徳島」の4団体共催で、憲法街角トークが開かれました。憲法改悪反対徳島県民懇談会(憲法懇)からは、代表委員の林伸豪弁護士が、憲法九条の意義と改憲の動きにふれて「九条の守る」決意を県民に力強く呼びかけました。

私も憲法懇幹事長・九条の会徳島事務局次長の立場からひと言発言をし、「戦後の64年間戦争に直接参加せず平和を維持してこられたのは、まぎれもなく憲法九条があったればこそ」と九条の役割を高くたたえました。

午後1時半からは、トモニプラザで、「賀川豊彦と憲法九条」と題して、田辺健二(鳴門市賀川豊彦記念館館長)が憲法講演を行ないました。講演で、田辺氏は「賀川豊彦の護憲論」を紹介。現憲法制定後急速に現れた「改憲」の動きに対し次の言葉を残していることを紹介しました。

昭和27年「世界国家」一月号の巻頭言

「日本としては破天荒な新憲法は、世界を驚かしむる程度の、革命的精神を包蔵している。「日本は永遠に武器を放棄する」という新憲法第九条は、人類歴史始まって以来、かつてなき大胆不敵な声明であった。それをみすみす5年か6年後に、他人の誘惑にかかって放棄せんとする、みすぼらしき政党人のシミッタレ根性には、我らは、開いた口がふさがらない。憲法というのは、今日造って明日これを改定すべきものではない。死を以って、これを守る覚悟があってこそ、憲法の憲法たる所以である。国民総懺悔では足りない。人類総懺悔で臨むためには、日本の憲法を世界に拡張すべきである。その憲法を護る為には、世界連邦を創造し、世界警察制度によって、平和の撹乱者を制肘すべきであって、絶対主権と称する暴力行使の誘惑にかかってはならない。」

では。 

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憲法記念日・街角トーク&講演会(賀川豊彦と憲法九条) への1件のフィードバック

  1. 笠井賢哲 のコメント:

    故賀川ハル校長都民福音学校にも学び、黒田四郎先生にも学びました。映画「死線を越えて」の中に、世界連邦についての一場面挿入にも実現し、現在「世界連邦物語」映画化にも企画推進中です。徳島は私の父方のルーツ、2,3回は尋ねた思い出も有りますが、貴記念館は未だ訪問は果たせず、機会を見て是非お尋ねしたいと思っています。世界連邦団体も海部会長から鳩山由紀夫氏にバトンタッチ、愈々の前進を期待しています。兎も角私達全人類70億家族、地球運命共同体、宇宙船地球号の為に、共に戦いましよう。—–濤々と、波も逆巻く鳴門路よ、海の底なる、聖者偲ばる。 —–皆様の御健勝を祈りつつ 2013.6月   元世界連邦建設同盟職員、平和省創設運動世話人 牧師笠井賢哲生
                     

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