[トモダチ]作戦にひとこと~

 「トモダチ」作戦ってご存知ですよね。アメリカの日本震災支援のネーミングです。4/7の朝日新聞に「トモダチ」真価問うの見出しで、震災下の日米同盟と題する特集記事が3面の全面で掲載されています。アメリカの日本支援の中心は米軍です。自衛隊と米軍は過去に例のない規模で「共同作戦」を展開する。地震、津波に放射能汚染が加わる状況は日米同盟の未知の領域で、当初は行き違いもあった。日米両政府は同盟の「深化」につなげたい考えだが、普天間移設など懸案の「同盟管理」の問題は不透明感が増している。と新聞冒頭で述べています。

 確かに、国難ともいえる未曾有の東日本大震災、どんな支援でも心から感謝感謝です。特に原発の放射能漏れ、福島第一原発はアメリカ製、技術的支援、放射能封じ込めに対する専門家の派遣大いに歓迎・期待です。

 しかし、「トモダチ」と言うなら、アメリカさん。米軍への「思いやり予算」5年間で1兆円です。この1兆円返上していただけませんか。日本政府は、日本共産党の反対をよそに、民主・自民が米軍への思いやり財政支援を決めました。民主党の試算でも25兆円規模の復興財源がいると試算され、消費税増税・所得税増税・禁じての日銀引き受けの国債発行まで検討している日本政府、この国難に、世界のリーダー・経済大国のアメリカ軍への1兆円の「思いやり」。それはないんじゃぁないでしょうか。しかし、アメリカにものが言えない日本政府。骨の髄までアメリカ従属がしみこんでいるのが民主・自民・公明の体質です。、アメリカ市民の皆さん。貴国に日本は、政治的にも経済的にも事実上いまも従属しているのです。その証拠が、「思いやり予算」です。真の「トモダチ」なら、日本沈没のこの危機に、、軍事同盟の強化ではなく、対等平等・相互互恵、日米友好条約を締結し、真の友好を図りたいと思います。

 大震災の救援に感謝しつつ、こんな時だからこそ、アメリカとの真の友好をめざす、意見を言っておかなければなりません。

 では。

カテゴリー: 政策・見解 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です