東電は「最悪の事態」をどう想定し、対処しようとしているのか?

東電の記者会見で、赤旗記者の二つの質問に注目が集まりました。

ひとつは、東電は「津波で冷却電源が失われたというのは想定外といっているが、(日本共産党国会議員の)国会質問もあり、「なぜ電源が失われる」ということを想定しなかったのか? 二つ目は、原発事故について「最悪の事態」をどのように想定し、どう対処するのか?という質問です。

 質問に対し、東電の回答は、二つの質問にまともに答えず、「電源が失われたのは津波によるもの」などとトンチンカンな回答に終始し電源喪失を想定しなかった理由も、最悪の事態の想定も対処についても何一つ答えられず、、記者の怒号の中で、時間切れを理由に逃げるように記者会見を終えています。

 原発事故の収束が見えない状況のもとで、「最悪の事態」と対処については、事態の覚悟も含め、すべての国民の最も知らなければならない情報です。なぜ、いえないのか、それこそ原発事故の危険な本質がここに示されているように感じました。

 では。

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