福島原発「炉心溶融」の危険・原発の安全神話くずれる

 福島の原発放射能拡散事故がこれ以上拡大しないことを今は祈るばかりですが、巨大地震の猛威の前に原発の安全神話は完全に崩れ去っています。

 私も徳島労連時代に全労連四国ブロックが毎年3月、国民春闘の「四国総行動」で四国電力に申し入れを行い、伊方原発の震災対策やプルサーマル計画の危険性を指摘するなどしてきましたが、四国電力の対応は、決まって「原発はあらゆることを想定し安全だ」という回答だったことを思い起こしています。もうかなり前のことですが、仮に伊方原発で事故が発生し、放射能漏れが生じ場合に、風向き(北西風)と強さなどでどれぐらいの時間で、徳島県に放射能汚染物質が到達するかや、放射線ヨードによる甲状腺がんを防ぐための県民への「飲み薬」の備蓄を県に求めたことなどを思い起こしています。原発の問題は、今現実に起きている巨大地震への対応もありますが、それ以外にも「核燃料」を燃やした後のゴミが無害に処理することが出来ずたまり続けるという根本問題もあります。

 いずれにしても、安全神話が崩れた今、政府は、放射能漏れで現行の原発より癌などのリスクが極めて高くなるプルサーマル計画を直ちに中止すると共に、今後原発に頼らないクリーンエネルギーの確保に政策転換を図る必要があります。

では。

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