今日(1/30)の四国テレビ午後6時「真相報道バンキシャ」で、幼稚園と保育所を一体化する「こども園」が取り上げられました。バンキシャは幼稚園と保育所の運営を実態取材したうえ、すでに幼稚園と保育所を一体化し運営されているある「こども園」の一日も追いかけ、現場取材から様々な問題点を浮き彫りにしました。
幼稚園では、3歳児から就学前まで、調理設備は無くお弁当持参で、原則4時間でカリキュラムを組んだ授業が行なわれていました。保育所では、ゼロ歳児から就学前まで、保育時間は8時間、調理設備があり全員給食です。
へぇ~って感じた光景は「こども園」の実態でした。こども園では、幼稚園児も保育園児も一緒に給食でしたが、食べ終えると、保育と幼稚園児はグループ分けされ、保育所の園児は二階に上がりお昼ねです。幼稚園児は、保護者のお迎えとなります。なぜ? 分けるのかというと お迎えが保育園児に見えないようにするためにだそうです。親を恋しがったり不安を与えないための工夫ということでした。また、こども園の先生は、午前中は幼稚園の先生で、午後からは保育所の先生となるのですが、幼稚園の教材づくりなど授業の準備に必要な時間が取れないなどの悩みが出されていました。
取材先の園の代表者の方は、幼保一体化の前に、国としてどのように子どもを育てたいのか、そのビジョンを先に示してほしい。といっていましたし、
コメンテェターからは、こども園では待機児童はなくならない。待機児童をなくすには、保育所を沢山つくることだ。と明言されていたのが印象的でした。
では。