「九条の会徳島」~100人余が参加し第9回総会&記念講演開かれる

 「九条の会徳島」は、2005年11月3日に結成されました。結成以来はや9年の九条の会徳島は、毎年5/3には街角トークや講演会、11/3には九条祭りなどのイベントを開催し、9のつく日にプラスターによる街頭宣伝、県内各地域での「憲法学習会」への講師派遣、9条バッグやバッチの販売など、さまざまな活動を積み重ねてきています。
 2月11日に開かれた第9回総会では、「正念場の憲法九条~最後の戦争世代から~」と題して、元徳島新聞論説委員長で九条の会徳島の呼びかけ人の岸積氏が講演されました。
 岸氏は、「安倍政権は右翼化した全体主義的政党だ」と指摘し、政権が発足して一年だが、既に今が「戦前」の様相を呈していると語り、昭和16年12月8日の開戦の日に学ぼう・なぜ無謀な戦争をはじたか? と切り出しました。そして、「秘密から戦争が始まる」「報道管制の怖さ」について、徳島大空襲の惨状も報道されなかったと、昭和20年7月5日付の当時の徳島新聞を紹介し、情報操作・統制によって、国民は厭戦気分や「負け戦」などというヒソヒソ話さえはばかられる、「密告を恐れる」暗い社会の中でバラバラにされていたと語り、昨年末強行された「秘密保護法」は戦争へ移行する法体系の一部だと指摘しました。また、集団的自衛権の容認は、憲法の破壊行為であり、憲法9条を有名無実化する安倍政権に対し、「破憲」といかに闘うかと自問自答し「デモ・座り込み・請願・廃止法案・違憲訴訟・選挙で倍返し」など、あらゆる点で九条の会の運動強化を提起されました。
 記念講演の後、総会では、吉野川市9条の会・民医連9条の会・西部みんなの9条の会・きのべ9条の会・弁護士9条の会・阿波市9条の会・阿南9条の会などが活動報告や方針案への意見を述べ、満場一致で運動方針を決めました。

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