880万円?これって、何の金額ですか。

 国民所得? 議員報酬?  いえいえ、そうではありません。

 日本に駐留する「米兵」一人当たり、日本が負担する経費です。

 2004年度版「共同防衛に関する貢献度」(米国防総省)によると、米軍駐留経費の同盟国負担は、日本がダントツ一位の3660億円。二位ドイツの2.8倍、NATO加盟18カ国全体の1.8倍だそうです。米国との同盟国27カ国全体駐留経費の53% を占め、日本に駐留する米兵一人当たり、約880万円支払っています。

 12/22付け新聞赤旗の一面には、米軍基地内の小中学校36校のうち冷房設備が無いのは、青森県三沢基地の学校だけで、寒冷地を除き100%完備されていること。これに対し、東京都では区部を除く市町村の公立小中学校699校の冷房設置率は22.5% と報じています。 ワーキングプア・年収200万円にも満たない低賃金・不安定労働者が1000万人を超える日本で、駐留米兵一人当たり880万円を負担する日本。そういえば、今年の漢字一文字は「暑」でした。あまりの暑さに、学校で冷房の設置の必要性がマスコミにも取り上げられました。駐留米兵の子どもたちと日本の子どもたちのこのギャップ、しかたのないことなのでしょうか。

 この現実を「よし」とする二大政党・政治に異議ありです。

 マスメデァがあまり報じない、政治・経済・外交の実態を国民の立場で鋭く報じる「しんぶん赤旗」。読めば視野が大きく開くこと間違いなしです。

 では。

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