12月14日(火)午後2時、市営宮島住宅集会所で徳島市から住宅課長他3名が出席し、「宮島住宅の改築に関する説明会」が開かれました。
この説明会の開催は、約一ヶ月前私が宮島住宅の住民の方から、宮島住宅は、「築50年の木造住宅で、壁に修理の釘も打てない」「5年前の暴風雨の際には屋根が飛ばされたうちが何軒も出たが、緊急避難場所がない」「災害時に緊急避難できる空き家を利用した「仮住まい」がほしい」また、「数年も前に改築の計画があると聞いていたのに今はどうなっているのか聞きたい」など、さまざまな要望をお聞きし、河野みどり市議とタイアップして実現させたものです。
まず冒頭、市側が築年数や市有地と借地の面積など宮島住宅の概要を報告し、住宅課長からは、「今年も予算要求はしたが、ゴーサインがでていない状況の下で、改築については白紙状態としかいえない。住民アンケートを3月末に集約し住民の要望も取り入れた計画作りをしていきたい。」などと述べました。
これに対し、住民からは数年前には、改築の青写真ができている、予算措置をしてから地権者との話など4~5数かかるなどといっていたのに「白紙とはどういうことか」と怒りと失望の声が上がりました。
私のほうからは、公営住宅はセーフティーネットとして位置づけられ、要望が高まっているが、徳島市として今後市営住宅の個数は増やすつもりなのか?それとも減らすのか?現状維持なのか?問いましたが、これに対しても、課長は「なんともいえない」と述べ、「第4次綜合計画に沿って」等といいながら、セーフティーネットとしての市営住宅の将来(個数)さえ示されませんでした。
最後に住民から、床の修理や災害時の緊急避難場所の設置について各自の要望が出され、現場の確認がなされました。
説明会を終えて、改築について「白紙」というが、このままで済ますことはできないということも明らかで、粘り強く改築予算の早期獲得に向けた運動の必要性を強く感じました。
では。