11月22日、熊本県八代市の八代厚生会館の視察を行いました。
視察目的は、徳島市文化センターと同じ約50年の建築年数を有する八代市厚生会館の耐震診断と耐震補強に至る経過、また現在のホールの管理運営や利用状況を調査し、徳島市のホールの在り方の参考とさせていただくためです。
現地視察では、桑崎首席審議員兼八代市議会事務局次長から「八代市政」について概要説明をいただいた後、八代厚生会館にて、沖田丈房館長より、事前にお願いした以下の調査事項に基づいて丁寧な説明を受けました。
★八代市厚生会館について
①管理運営について
②ホールの稼働率について
③開催されているイベント等ついて
④利用者の声
⑤今後の方向性及び課題等について
★八代市厚生会館の耐震補強について
①耐震診断を実施するに至る経緯について
②耐震診断費用と合わせて耐震補強設計や概算工事費の作成費用予算計上されたのか
③耐震診断から耐震補強を実施するに至る経緯について
④耐震補強後の利用者の評判について
また、説明の後、ホール内を案内いただき視察を終えました。
耐震補強の経過ですが、八代市厚生会館は、平成元年(開館後27年)に大規模改修を行い、この際第一次耐震診断に対応する「耐震補強」工事が行われましたが、1995年の阪神淡路大震災の発生に伴い耐震改修促進法が施行され、第二次診断の必要性が生じ、平成19年(2007年)二次診断を実施、平成20年に耐震補強設計予算を計上し、平成21年度に耐震補強工事を行っています。第二次診断にあたっては、補強工事等で多額の費用発生が見込まれましたが、多くの市民が利用すること。緊急時は避難場所になる施設であったこと。新たなホールを有する施設建設計画もないことから、第二次診断を実施し耐震補強工事に踏み切ったとのことでした。
八代市は町村合併により、厚生会館の他3つのホールを所有していて、ホールを新しく建設するより、耐震補強で施設の利用を堅実に進めようという姿勢を感じました。
では。
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