鳥栖市「青少年健全育成事業」・久留米市「地域密着型特別養護老人ホーム、認定こども園整備」の視察を終えて

10月29日~30日にかけて、鳥栖市と久留米市の標記事業の視察(文教厚生委員会)を行いました。
鳥栖市の青少年健全育成事業「夢プラン21」について~
 事業の概要ですが、小学校4年生から中学生までの子どもを対象に、「夢」を募集し、その夢を手助けする「てだすけ隊」と一緒に、子どもたちの夢の実現を図るというものです。夢の選考基準としては、*原則年度内で実現、鳥栖市内できるもの、経費50万円限度の枠組みの中で、*アドバイスを受けながら、子どもたちが自主的に考えて実現できるもの*子どもたちが集団で参加できるもの*社会参加により制度や常識を習得できるもの ということです。
 これまで、実現した「夢」は~・とっとちゃんの絵本シリーズづくり ・大きな筏を作って川下りたい ・巨大迷路を作りたい ・川に魚を放流して自然公園を増やしたい ・モザイクアートを作りたい ・リサイクルイルミネーションをしたい 等々報告いただきました。
 鳥栖市は、九州の主要都市に通ずる交通の要衝にあって、内陸工業・物流都市として発展成長しており、現在人口が約7万人で今後平成30年ごろまでは人口がさらに増え続けると予測されていました。
 「夢プラン21」事業では、約10年が経過し、「夢」の応募の減少もあるとのことで、マンネリ化傾向も感じられましたが、子どもたちと地域が一体となって、地域でソーメン流しやサガン鳥栖の応援で試合会場を満員にしようなど「夢」がきっかけで継続されているものもあり、本市でも参考になる事業として拝見しました。

久留米市では、地域密着型特別養護老人ホームの施設整備事業と認定こども園整備事業の二事業について、視察させていただきました。
 地域密着型特別養護老人ホーム施設整備事業ですが、

定員29人以下が、整備要件となる関係上、既にある広域型施設と併設と言う形で、6施設が整備されているとのことで、説明を受け、久留米市の第5期介護保険計画(H24~26)の進捗状況・基礎データなどをお聞きし資料をいただきました。
 認定子ども園では、認定こども園「おおたにこども園」の施設見学を行いました。写真右側が、既存の「幼稚園」で、左側の施設が新しく建設された「おおたに こども園」です。こども園では、所得に関係なく一律に保育料が決まっており、一般の平均保育料の約3倍とのことでした。おおたにこども園の場合は、既存の幼稚園の敷地内で別施設として建設が可能な土地があり一応施設の運営は各々別だとのことですが、月一度は職員間の合同会議を行い、共通行事などでは、必要に応じた会議を行うとのことでした。認定こども園の実施に踏み切った経営上の理由は、0歳~2歳児の受け入れを行わないと幼稚園(3歳以上)経営も苦しくなるとの事情背景などもお聞きしました。現在は保育士が不足し、施設の定数を満たせていないとお聞きし、ここでも保育士不足深刻さがうかがえました。

その他、2日目の午前中2時間余りの空き時間を利用し、徳島市のひょうたんじまクルーズ「川の駅」構想の参考にと、久次米、船越議員とともに3人で福岡市天神中央公園の「川の駅」と「ベイクルーズ福岡」に乗船(20分)し、船や桟橋を視察することができました。

 徳島から福岡空港へは、小型のプロペラ機(約40人乗り)でしたが、揺れもなく高度があまり高くないせいか、行きは瀬戸内海、帰りは九州・四国の夜景にしばし見とれました。
 では。

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