「いま、日本共産党」(志位和夫委員長・著書)~韓国・イマジン社が初出版

5月16日しんぶん赤旗3面に、興味ある記事が~

 日本共産党の志位和夫委員長の著書「日本共産党とはどんな党か」の韓国語訳が20日出版されたとのことです。韓国語版タイトルは「いま日本共産党」。

 表紙裏のキャッチフレーズには、~こんな書き出しだそうです。

『日本にも共産党があるのか?』党員31万8000人、機関紙読者130万人、党支部数2万余、地方議員2700人余。アジアで最も成功した野党共産党で、日本で最も強力な草の根の政治組織。保守政治に立ち向かう100年政党について語る~いま日本共産党は」

 なぜ、翻訳・出版にいたったのか~韓国人・洪相鉉(ホンサンヒョン)氏はあとがきで次のように記しています。

「2005年8月、日本の某放送チャンネルがした『一対一』対決討論で当時、小泉総理の政治的後継者として連勝街道を走ってた安倍晋三を迎え、いわゆる『靖国史観』ともいえる彼の歴史認識に対して猛攻を浴びせた志位委員長の姿を見て、初めて日本共産党に関心を持つようになった」

「2011年2月、某放送社の取材依頼で代々木にある日本共産党本舎を訪問し、志位委員長の単独インタビュを行い、植民地時代の韓国・朝鮮の愛国者たちと連帯し、反帝国主義の闘いを展開した初期日本共産党員の皆さんの活躍の姿について雄弁な証言を聞き、『必ず韓国社会にこの政党を紹介する本を翻訳しなければならない』と決意した」

洪氏はさらに、~

『日本共産党とはどんな党か』は、「今日世界的に非正規問題と社会的格差増大などの弊害を量産している新自由主義経済路線を辛辣に批判しつつ、日本共産党がこれに立ち向かって労働現場と連帯するたたかいを通じて勝ち取った成果を紹介している」と述べています。

 北朝鮮の脅威にさらされている韓国で、ずばり「日本共産党とはどんな政党か」の翻訳本が出版されるという、このことの意味を、あらためて感慨深く読みました。安倍首相の侵略戦争を美化する靖国参拝、従軍慰安婦はなかった、侵略かどうかは後世の歴史家が決めることなどという姿勢は、アジアでそして世界で通用しないことが、ここにも示されているのてはないでしょうか。

 では。

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