3月18日付しんぶん赤旗(日刊)の一面に、「徳島大千人゛無期雇用へ」の記事が目に飛び込んできました。
記事によると~
徳島大学は4月1日から教員系を除く有期雇用職員について、雇用期限(契約更新回数の上限撤廃)を撤廃することにしました。約千人の有期雇用職員が対象となる見込みです(看護師は無期雇用に移行済み)。同大学教職員労働組合との労使協議で大学側が回答したもの。同組合は「組合の主張通りの結論であり、労働契約法改正を機に5年で雇い止めをする方針の国立大学が多い中、画期的成果」と歓迎しています。
組合は、国家公務員準拠による賃金7.8%の削減・退職金の切り下げ撤廃の要求とともに、有期雇用の撤廃を要求していましたが、大学側は、昨年12月の協議で「原則5年での雇い止め」を提案してきました。これに対し組合は、昨年2月に行ったアンケートを大学側に提出し、有期雇用のデメリットを示して交渉を続けてきました。
アンケートは、正規職員、有期雇用職員を合わせた全体の約90%が「雇用期限撤廃」「延長」を選択し、同労組書記長は「有期雇用職員の一か月のクーリングオフ期間には業務の支障が起き、正規職員の過重労働につながる。雇い止めで人が変わるたびに指導業務が増えるなど正規職員の多くが不都合を感じている。今回の決定は、有期雇用職員はもとより、正規職員にとってもいいこと。」と述べています。
以上、しんぶん赤旗記事からのご紹介ですが、徳島労連や県医労連時代同労組とご一緒に有期雇用職員の処遇改善問題等にかかわってきましたので、快挙朗報に拍手喝采です。
では。