1967年の第一回「建国記念の日」に反対する集会から今年は47回目の集会となりました。
「今年は、安倍内閣が憲法改正を公言し、歴史の塗り替えに執念を燃やし、国民が日本の進路の選択を鋭く問われる中で「2月11日」を迎えました。」 この文章は、2・11集会アピールの冒頭の記述です。
基調報告(中内輝彦氏・歴史教育協議会)では、あらためて2・11を考えるとして、2月11日を「建国記念の日」と定めた意味について、国民を天皇崇拝、軍国主義と植民地支配に駆り立て「紀元節」復活をもくろむものであり、戦前の日本の復活を許さないたたかいが焦点なっているとして、自民党の憲法改憲草案と比較して、人類の共有財産としての国連憲章・日本国憲法の意義について学習しました。
また、生存権について(生活と健康を守る会)の報告では、生活保護基準の引き下げがあらゆる国民生活の切り下げにつながっており、生保切り下げ反対が重要段階を迎えていること。教育を国家統制し「戦争をする国」づくりをめざす安倍内閣(教職員の会)と題する報告では、戦前の教育と戦後教育の違い、そして、安倍内閣の「教育再生」政策の問題点として、教科書の準国定化や教職員への管理体制の強化(教員適正認定制度)の導入などの問題点が報告されました。
討論では、会場から第50回の節目の集会は、盛大にやろうなどの意見が出されました。
では。