今朝(1/30付)の朝日新聞に、連合と経団連のトップ会談(春闘)の模様が報じられました。
「デフレ経済から脱却できるかどうかは、政府の適切な経済運営、財政運営に加え、春闘の交渉結果も大きなカギをにぎる」(古賀伸明連合会長)として、定期昇給とは別に、賃金や手当で1%目安の配分増を求める連合。一方、経団連が21日発表した春闘指針は~賃金水準を上げるベースアップ(ベアー)は「余地なし」、定期昇給は「実施の取り扱いが主要な論点」。として、賃上げにはきわめて冷淡な姿勢です。
デフレの原因は~大企業の賃上げ渋る経営姿勢と労使協調路線の連合の及び腰が原因?
日本総研調査部長の山田久氏は、朝日新聞(オピニオン)でこう語っています。
「アベノミクス」は金融緩和と財政出動が柱ですが、それでデフレから脱出できるかどうかは分からない。だが、多くの企業が賃金の底上げ(ベースアップ=ベアー)をすれば、デフレは確実に変わる。賃金が上がれば消費者の財布のひもが緩くなって需要が増え、物価が上がって企業成績も好転。さらなる賃上げが期待できるという好循環が期待できるからです。なぜ、賃上げができなかったのか。大きな理由は、「日本経済の実力に見合った分だけ賃金を上げる」という春闘の果たしてきた役割が失われたからです。と述べています。
全労連・徳島労連の13国民春闘要求は、誰でも時間額100円以上、月額1万円以上の賃上げと最低賃金の時間額1000円・日額7500円以上・月額16万円以上の達成です。
賃上げがデフレ脱却のカギです。2013年国民春闘頑張れ!
では。