日銀は22日、「2%」物価目標の導入~無期限の金融緩和決定を行いました。
今朝のTVは、どこもかもこの話で持ちきりです。番組司会者が日銀が金融緩和して銀行にお金が回っても、借り手がいないといえば、コメンティターも企業には200兆円の資金があり、当分借りる必要はないといいます。それでも、円安・株高になったように、物価が上がるぞ~という「気」が上向けば消費が増えるかのような言い回しを続けるアベノミクス応援団のコメンティター。TV司会者からは、春闘で経営側が賃上げしないと言明していることにも触れ、懐疑的な意見が目立ちました。
景気を支えるのは、国民の消費購買力です。
賃金・雇用・社会保障など、国民の将来の安心を担保する政治力の発揮こそ、国民の消費購買力を上向きにし、景気の「気」を上向きにする肝心要なのですが、労働者を絞ることは得意でも、出すのは舌も出すのは嫌だという財界の意向に沿う「アベノミクス」で、果たして国民に、その「気」、やる「気」を発揮させ、消費を上向きにすることができるでしょうか。
「三本の矢」といわれる金融緩和・大型公共事業のカンフル剤・大企業支援の「成長戦略」ですが、従来自民党が進めてきた、破たんずみの「折れた矢」だと日本共産党の市田忠義書記局長がズパリ批判しています。
物価の高騰、国債の暴落、借金もぶれの上に、給料は上がらない(下がる) なんてことだけは願い下げです。 では。