橋下徹氏が「体罰容認」の立場を反省 ~日本共産党のスポーツ考は

 13日付朝日新聞は、橋下徹大阪市長が桜宮高校バスケットボール部顧問の体罰で自殺した生徒の遺族宅を訪れ謝罪したと報じ、橋下市長はこれまで学校での体罰に関し「口で言って聞かなければ手を出すときもある」などと発言してきたが、「自分の認識は甘すぎた」「この気持ちを保護者の皆さんに伝えることが僕の役割」と述べた。と報じました。

 また、朝日新聞は掲載した元プロ野球投手の桑田真澄さんのインタビュ記事を踏まえの橋下徹氏の発言として「あそこまで極めた方が、暴力はスポーツの能力を伸ばさないと言っている。反論できる人はいない」とも話した。と報じています。

 私がブログで対置した、橋下徹氏VS桑田真澄氏の「体罰」論は、以上のように、桑田氏の完勝で決着となりました。しかし、「体罰」根絶への取り組みはこれからです。「これは異常な世界。僕自身がそうだったが、勝つためには厳しい指導が必要という意識を変えないと。保護者や大人の意識を本当に改めないといけない。僕もその保護者の一人だった」と橋下氏が述べているように、スポーツ指導に体罰と言う名の「熱血」指導が根深く存在しているからです。

 ちなみに、日本共産党はスポーツに関して、党の綱領で「スポーツの多面的な発展をはかる」と明記し、一貫して体罰などの暴力行為による指導を否定しています。また、競技中のフェアープレイの発揮が、スポーツをより楽しくさせるとして、しんぶん赤旗は、勝つためには「反則」もじさないプレー等を厳しく批判する立場で報道しています。

追伸 「体罰」は根絶は、スポーツの世界だけではないことも肝に銘じておきましょう。 では。

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