「国民年金」保険料~納付率40%切っちゃったね

 20日のしんぶん赤旗(日刊)に、厚労省が発表した、国民年金保険料の納付率や滞納理由に関する調査結果が載りました。

 調査対象6万人の内、09年度・10年度に保険料のすべてを納付した人(完納率)は38.4%。前回(08年)調査時から5ポイント減となり、過去最低を更新しました。

 保険料をまったく納付していない「完全滞納者」は26.2%(2.6ポイント増)で過去最高だそうです。年齢層、都市規模別では、大都市の30代~34歳が38.7%で最も高くなっています。

 滞納の理由では~経済的に困難!もともと収入が少ない

 「保険料が高く、経済的に支払うのが困難」がすべての年齢層で最も高く、平均で74.1%。「年金制度の将来が不安・信用できない」は、10.1%です。経済的に困難の中身については、「もともと収入が少ない、又は不安定だったから」が最も高く、年齢が上がるにつれ、「失業、事故などにより所得が低下したから」の割合が増えます。

 どうする? 国民年金制度~

所得に応じで保険料を払う厚生年金とは違い、国民年金保険料は定額(1万4980円)です。低所得者ほど負担が重くなり、゛払いたくても払えない゛状況を生み出しています。国民年金保険料未納者は1千万人といわれ、このままでは制度の「空洞化」がいっそうすすみ、年金不信が拡大、無年金・低年金者がさらに生まれます。

日本共産党は~こう考えます。

 まず第一段階で、現在の受給者全員に、国庫負担で定額月3万3千円(現行基礎年金の満額の2分の一)を保障し低年金の底上げを図ります。第2段階て、国庫負担による月5万円の最低保障年金確立を目指しています。これらの年金改革と並行して、雇用のルールを確立することなど国民の所得を増やす経済改革に取り組みます。年金財政のささえ手を増やすことがどうしても必要ですね。

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