「平和の火」・東林院で除幕式

 8月6日8時15分。被爆67年目の今日、鳴門市大麻町・東林院で、鐘の音を合図に黙とうしたあと、「平和の火」の除幕式が行われました。

 

「平和の火」の由来

1945年8月6日午前8時15分。広島の上空でさく裂した原爆の火は、一瞬にして幾千万人の命を奪い広島の町を焼き尽くしました。半月後、爆心地より500m圏内にあった革屋町の金正堂書店の地下倉庫内で未だ燻りつづけていた火をカイロ灰に移し、唯一の叔父の形見として、福岡県八女郡星野村に持ち帰った人がおりました。故山本達雄さんという方です。以来、山本さんは23年間肉親の供養と怨念の「火」として消してなるものかと灯しつづけてきましたが、歳月とともにいつしか怨念は消え「報復は報復を招く、平和を願えば平和の時代が来る」と考えるようになりました。1968年8月6日、星野村がこの「火」を引き継ぎ、今日まで「平和の火」として灯しつづけているものです。

 平和の火の集いには、東林院のご住職をはじめ約50人が参加し、主催者を代表し、非核の政府を求める徳島の会の中津公雄鶴林寺住職が挨拶されました。

 平和の火のモニュメントは、ひとの手が火を大事に抱えている石の彫刻です。

 今年は、「平和の火」灯火21年目になりますが、私も欠かさず参加してきました。

では。

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