朝日のカオスの深遠~ポピュリズムは救いか。を読んで

ダブル選挙で橋下氏は若者に~「5年10年たったら若者の給料は3割下がる。このままいけばジリ貧だ」と叫んだという。その彼の政治手法と若者の意識を「ポピュリズム」の一種と捉えて、ポピュリストは窒息しかけている民主主義の救世主になりうるのだろうかと問いかける朝日ですが、~

「エリートを否定し、声なき人々の意見を反映する政治現象」(吉田徹北海道大准教授)が「ポピュリズム」というなら、橋下氏は、ポピュリストとは無縁ではないか。「若者の給料が3割下がる」と叫んでも、その原因の「派遣」労働を彼は変えようとはしていないし、富裕層の究極の遊び場である「カジノ」の誘致を大阪活性化の切り札のようにいうからだ。カジノは確かにお金が大阪に落とされるか知れないが、一方で格差と貧困と堕落の象徴でもある。橋下氏はエリートは否定するどころか、彼の教育論で感じるのは徹底した競争による「超エリート」づくり構想ではないか。しかし、彼の自由な競争は、現代社会では既にスタートラインからついている貧困という「格差」には目もくれない。

 今日の経済のゆがみ、格差と貧困は、資本主義の市場主義万能の自由競争が生み出しているもので、この行き過ぎた市場主義を人間の暮らしの視点からコントロールできるか否かが本来の「政治」託されていると思うのですが~こんなことをふと思いつつ、

~やっぱり新聞のある朝はいいですね。では。

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朝日のカオスの深遠~ポピュリズムは救いか。を読んで への1件のフィードバック

  1. うえはら ゆか のコメント:

    橋下さんの劇場型のドタバタ政治にうんざりして居ましたが、新年早々見田議員のブログを読んで、コトの本質が見えた様に感じスッキリしました。ありがとうございます。

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