新しい年2012年を迎えました。

昨年を振り返って~

 昨年の東日本大震災、福島第一原子力発電所の放射能事故は日本の津波対策等防災のあり方、危険な原発依存の電力・エネルギー政策のあり方について根本的な見直しを迫っています。また、国民の暮らしは、冷え切って「格差と貧困」の是正は急務の課題です。

 特に、労働者派遣法による低賃金・不安定な非正規労働者の増大は拡大の一途で、若者の雇用不安は深刻です。「少子化」が大きな社会問題となっていますが、安定した賃金・雇用がままならない中で結婚できない青年が増え続けていることがその根本原因です。

 また、本来社会として尊ぶべき「長寿」は、年金・医療・介護などの財源をめぐる扱いで、いまや厄介者扱いです。無駄な大型公共事業などでゼネコンや大企業に大盤振る舞いした付けは国と地方の莫大な「借金」となり、今その付け(赤字国債)を消費税など国民につけ回ししようとしていますが、主要大企業は毎年10兆円規模でため込み続けている「内部留保」(240兆円)の一部を国民に還元すべきです。増税すべきは富裕層にであって、苦しい国民にではありません。     

 新年に当たって~

わたしは、今年を「原発ゼロ」と「格差と貧困をなくす」出発点にしたいと思っています。

 市議会では、高い国保の引き下げや介護保険の負担軽減で頑張りたいと思います。使い捨て労働を止めさせるためには労働者派遣法の抜本改正が必要です。雇用は「 正社員が当たり前」という人間らしく働くルールの確立や「公契約条例」の制定で、徳島市でも現場で働く労働者・職人が安心して生活できる賃金を保障させる取り組みを進めたいと思います。

 「原発ゼロ」の運動は、再生可能な自然エネルギーの確保をめざす新産業づくり運動でもあります。一般家庭でのソーラー発電システム(1㌔ワット住宅用売電42円)は誰でも参加できますし、地形を利用した小水力発電、豊富な森林資源や牧畜の糞などによるバイオ発電などなど徳島の自然と風土を活かした新産業興しでも積極的な役割を果たしたいと思います。

 今年も、ご一緒に頑張りましょう。

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