強権の影に利権あり?~橋下徹前知事のパー券あっせん者の会社~6億円の公共事業受注

他紙の追随を許さない、しんぶん赤旗(日刊)。今朝の一面は、大阪の橋下前知事の多額のパーティ券をあっせんした「知人」が役員を務める建設会社が、パーティー後に府の公共事業を次々と受注、6億円を超えると報道しました。

 記事によると、~

 08年1月の府知事選で初当選した橋下氏は、大阪府選管提出の政治資金収支報告書によると政治団体「橋下徹後援会」が同年6月16日に政治資金パーティー「橋下徹知事と府政改革を考える会」を開催。1819万円をあつめています。このパーティー収入の1割にあたる180万円のパーティー券購入を「あっせん」したのが、喜捨建設株式会社の代表取締役で、同社は、08年9月2億4870万円(府道工事)、08年10月2億4900万円(防潮堤工事)を請負、09年にもダム関連工事など3件を獲得し、5件で総額6億7784万円の大阪府公共事業を受注しています。

赤旗はさらに、~

この会社は05年・06年にも、それぞれ一件づつ府の公共工事を受注している実績ある企業で、「本来あっせんは避けるべき対象」企業だと指摘。また、受注実態も不自然で、08年受注の2件は一般競争入札ですが、工事の品質確保などのために府が定める「低入調査基準価格」(入札前非公表)とまったく同額で落札し、09年のダム関連工事では、低入調査基準価格を下回っているにもかかわらず落札したことを指摘しています。

 11月27日、大阪市長選挙・府知事選挙の投開票です。日本共産党は、大阪市長選挙で、橋下徹氏の「独裁」を阻止するとして、共産党推薦候補の出馬を取りやめると発表。

強権(独裁)と利権どちらも真っ平ごめんといきたいものですね。 では。

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