朝日、反原発集会・デモ報道せず            

 今朝の徳島新聞は、作家の大江健三郎さんらが呼びかけ19日東京・明治公園で開かれた「さよなら原発5万人集会」の写真が掲載され、3面に集会の状況が、4面に脱原発集会での大江さんの発言要旨が掲載されています。(主催者発表で6万人参加)

大江さんは発言(徳新から)のしめくくりで、~

「私らは抵抗する意思を持っているということを、想像力を持たない政党幹部や、経団連の実力者たちに思い知らせる必要がある。そのために何ができるか。私らには民主主義の集会や市民のデモしかない。しっかりやりましょう。」 と発言しています。

 ところが、どうしたことか?この脱原発集会についての報道、朝日新聞は一行もありません。いや、「天声人語」の中で、わずか4行「論評」しているだけです。

 今朝の新聞の紙面全体を見れば、「年内に冷温停止」が一面で、原発問題は大きな紙面を占めています。原発の是非は、今国民の最大の関心ごとのはずです。にもかかわらず、脱原発であつまった6万人(主催者発表)の集会やデモを事実上無視する「朝日」の報道姿勢に疑問を抱かざるを得ません。

 ちなみに、7月2日開かれた「原発ゼロをめざす緊急行動」(2万人)集会も一行も報道しませんでした。以下は、そのときの投稿文を採録しました。

なぜ?今朝の新聞にはがっかりさせられました。徳島新聞にも朝日新聞にも、7.2緊急行動の記事が掲載されていません。東京・明治公園に2万人以上が集まって、脱原発大集会が開かれたというのにです。この集会は報道する価値がないとでも言うのでしょうか。「原発ゼロをめざす7.2緊急行動」は、安斎育郎(安斎科学・平和事務所長)・飯田哲也(環境エネルギー政策研究所長)・市原悦子(女優)・伊東達也(原発問題住民運動全国連絡センター筆頭代表委員)・菊池絃(自由法曹団団長)・根岸季衣(女優)・野口邦和(日本大学専任講師)・肥田舜太郎(前被団協中央相談所長)・本間慎(元環境学会会長)・湯川れい子(音楽評論家)の10氏が呼びかけ人となり、開催され、日本共産党の志位和夫委員長は、来賓として挨拶しています。今、原発をめぐるさまざまな報道がある中で、この集会が、新聞報道対象に為らないのは、私にはどうしても納得がいかないのですが、こんなところにも、原発マネーの影響があるのでしょうか~では。

 日本共産党の志位委員長が、大手メディアも「安全神話」「原発推進共同体」の一員だったと指摘し猛省を求めていますが、原発推進を煽ったメディアに脱原発集会の報道はできないということでしょうか。

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