JR四国が「新ホール駅」設置了承!今朝の徳島新聞の一面です。この記事から、「新駅」に関するいくつか問題点を指摘しておきます

記事によると、JR四国は⓵新ホールを整備する。⓶県が新ホール利用者に公共交通の利用を促す。⓷県と市が協議し駅前や陸橋を整備する。⓸国交省から「県」が新駅設置の認可を受ける。との4つ点を前提に新駅設置を了承したとあります。しかしもともと、新駅設置にあたって県がJR四国に設置の許可条件として示していたもので何も新しいものはありません。問題は、「新駅」の必要性・有用性があるのかどうか。この問題では、結局新駅がどれだけ利用されることになるのか?にかかってくると思いますが、県が試算する「ホール開演前で新駅利用者を年間約66万人」という見込みについて、周辺の公的施設への通勤・通学の利用にかかってくるわけですが、JR四国はどのようなダイヤをくむのでしょうか。現行のダイヤで、年間66万人・月5万5千人・平日約2千人の新駅利用確保が可能と思われませんが、JR四国は、赤字路線の牟岐線の新駅設置に合わせた通勤通学の増便を検討でもしているのでしょうか。何の手立てもなく「新駅」ができれば利用者が「増える」などというのは幻想にすぎません。
 今一つ、指摘しておかなければならないことは、徳島駅前の「商店街」に与える影響です。新駅設置は、第二の徳島駅を生むことになるのではないかとの懸念があります。駅前商店街等のをはじめとする中心市街地の活性化という視点から新駅設置がもたらす影響等について、事前の調査が必要です。県が行ったとする「利用者調査」では不十分だと指摘しておかなければなりません。
 無論、私は新駅設置は税金の無駄遣い、市役所前駐車場の移転問題など百害あって一利なしとの思いを強くするばかりです。
 

カテゴリー: 政策・見解 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です