前市長の対話・説明不足を指摘し、「対話」と「県市協調」を公約に掲げて当選し、全国最年少の女性市長いう点でも注目される内藤佐和子市長ですが、首をかしげたくなる対応で主要課題での方向性がまったく見えません。まずその一つが、新ホールに対する対応ですが、この6月議会に示したのは、今後知事との協議再開を最優先にその環境づくりとしての「優先交渉権者」の撤回することのみで、今後どのような立場で知事と協議するのか「まだ方針が固まっていない」として議会にも市民にも明らかにされませんでした。これでは、新ホールを一日も早くと待ち望む市民にとって事業が後景に押しやられるばかりです。二つ目は、私立認定こども園・保育園の施設整備に関する補助事業への見直しの突然の強行です。昨日11日に開会された6月議会で「保育園整備補助巡り紛糾」「開会6時間半遅れ」と新聞報道されましたが、事前の委員会で、事業見直しのデメリットは?との質問に答えられず、また議員から対話不足を指摘され、自ら対話しなくても職員が行う説明も「対話」だなどということを平然と述べる姿勢は「対話・説明」を市政運営の基本に据えるとした選挙公約からは真逆の市政運営です。このほか、徳島市政には、ごみ焼却場問題、そごう撤退後のアミコビル問題など喫緊の課題山積です。