徳島市議会閉会日 新ホールの早期建設と木工会館のアミコビルへの移転の2点にわたり発言し日本共産党市議団として議案60号(一般会計補正予算)に賛成討論を行いました。

賛成討論は団を代表し、加戸悟市議団長が下記のとおり行いました。

日本共産党市議団を代表し、委員長報告に賛成する立場から討論いたします。
まず、議案第60号、一般会計補正予算についてですが、その中から、特に、2点について発言しておきます。
まず、「旧文化センター跡地発掘調査費17.935千円」ですが、一刻も早い新ホール建設を進めるためにも必要な予算です。
文化センターが閉館してから、徳島市には、千席以上のホールが無い異常な状態が、4年半も続いています。四国の県庁所在都市の高松市、松山市、高知市には、市民ホールと県民ホールが有り、全て千席以上です。徳島市の、こんな異常な「文化の空白」状態は、一刻も早く解消しなければなりません。
新ホール建設は、多くの市民・県民が待ち望んでいる、とともに、徳島県音楽協会、徳島交響楽団、徳島合唱団、徳島少年少女合唱団など、徳島を代表する約20団体からも、「一日も早く新ホールの建設」を求める要望が徳島市に提出されています。新ホールの建設は、まさに、「待ったなし」の状態です。
県庁所在都市の徳島市には、当然のことながら、市有地と県有地が共存しているところが幾つも在り、県と協議しながら、有効活用を進めています。
文化センター跡地は、土地交換で、県と協議を進めることになりましたが、市民だけでなく、県民にとっても「待ったなし」の新ホール建設です。この事業が、スケジュール通りに進められるよう、強く要望しておきます。
次に、木工会館の機能をアミコビルに移転するための費用‥「新産業振興施設整備費44,515千円」ですが‥
木工会館は、今から9年前、原市政の時代に耐震診断をしており、その結果は、「展示棟で0.16」「事務棟で0.27」で、ともにIS値が0.3を下回っており、大規模な地震が起これば「倒壊する‥または倒壊する危険性が高い」と診断されています。
それにも関わらず、原前市政は、地場産業振興協会に、管理を委託し続けてきました。大問題だと思います。
一方、文化センターは、木工会館と同じレベルの「危険な建物」という耐震診断結果が出た1か月後に「休館」しています。これこそ、行政の採るべき道だと思います。市民の安全・命こそ、まず第一に尊重されるべきで、危険な木工会館は、早急に「休館」すべきです。
木工会館の在り方検討委員会は、「改修」「建替え」「移転」について検討していますが、維持費を除く工事費では、「改修」に3億9千万円、「建替え」に4億9千万円かかりますが、「移転」は4千5百万円しか、かかりません。
また、整備期間は、「改修」が3年程度、「建替え」が5年程度もかかりますが、「移転」は半年程度で、木工会館の在り方検討委員会は、3つの中から「移転」を選択しています。「移転」は、「改修」や「建替え」に比べ、市民の税金を「あまり使わずに済む」うえ、工期も早いため、「移転」を選択したことが、十分に理解できます。
徳島市は現在、新ホールの他、新しいごみ焼却施設や体育館の建て替えなど、多額の費用を要する課題を、幾つもかかえています。
木工会館をどうするか‥今後、協議する事にしていますが、要は、「市民の税金をどう使うか」です。関係者だけでなく、多くの市民の理解が得られる協議となるよう、強く要望しておきます。
また、アミコビルは、新耐震基準で建設された、安全な建物です。アミコへビルへの移転を、遅滞なく進められることも、併せて要望しておきます。
以上、2点について触れましたが、日本共産党市議団は、委員長報告に賛成することを表明し、討論を終わります。

 

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