年金者組合徳島県本部結成30周年おめでとうございます。

全日本年金者組合徳島県本部結成30周年おめでとうございます。
年金者組合結成から約1年後、「徳島の労働運動の輝かしい未来を切り開こう」のスローガンのもと1990年4月21日、徳島県労働組合総連合(徳島労連)は1万1千800人余で結成されました。結成時の初代「会計監査」役員として、年金者組合の榎本浩一氏の名が機関紙・徳島労連第1号に刻まれています。徳島労連はその年の10月20日、第2回定期大会を開きたたかうナショナルセンター全労連への加盟を決定しました。
このように全日本年金者組合徳島県本部は、たたかうローカルセンター徳島労連の結成と時を同じくし、たたかう労働者・国民運動の先頭に立つ旗手として生まれた組織です。
また年金者組合は、「年金者」をもって組織するという、日本で初めての本格的な高齢者の幅広い要求を「運動」としてとらえ組織するという画期的な意義を持つものでした。
私は、徳島労連の結成前の「統一労組懇」時代から、今日の時代の変遷を労働組合運動の側面から見て、とりわけ、労働者派遣法の導入以降、正社員に代わって低賃金と使い捨ての非正規労働者の導入が急速に広げられ、このような不安定雇用における格差の広がりが低年金・無年金問題など社会の貧困を広げる土台にあると感じています。
誰もが平和で豊かな老後を求めている今、そして、その老齢人口が全人口の中で大きな比重を占める中にあって、高齢者が連帯し、自身の要求を高く掲げ、しかも楽しみながら楽しく運動することを活動の在り方の柱とする年金者組合の役割はますます重要なものになることは間違いありません。
年金者組合徳島県本部結成30年周年の活動に敬意を表しますとともに、一層のご活躍を期待しお祝いの言葉と致します。
2019年9月10日
前徳島労連議長・徳島市議会議員 見田 治

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