第64回日本母親大会IN高知「生命(いのち)を生みだす母親は生命(いのち)を育て、生命を守ることをのぞみます」高知県民体育館は2階席まで満杯の3400人が参加。

記念講演「憲法とともにあゆみつづける」講師 渡辺治氏(一橋大学名誉教授)の講演は、日本国憲法が生まれてから今日までの改憲策動のあゆみを振り返り、憲法9条とそれを支持する国民の力が、時の政権に自衛隊を軍事力ではなく、必要最小限度の実力組織として位置付けさせ、海外派兵の中でも未だ自衛隊に一発の銃弾も使用させない力を発揮していることなどを指摘。安倍9条改憲の憲法9条1項2項を残し、「自衛隊」を書き込む改憲論のたくらみの元となっているのは公明党の加憲論で、憲法改悪に公明党を取り込み改憲発議をすすめやすくすること。自衛隊を憲法に書き込めば、強行した安保法制の集団的自衛権容認の元で大手を振って自衛隊をアメリカの求める戦争に参戦させることができ、武力による威嚇・武力行使をしない交戦権は認めないとした9条を死文化させることになると指摘しました。そして、今やるべきこととして、9条守れの3千万署名を広げにひろげること。市民と野党の共闘で安倍改憲を打ち破ろう。と熱く語りました。

私は、日帰り参加でしたが、帰りのバスから見た「お月様」は、記念講演を聞いた心のように澄み切って見事でした。

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