ワールドカップの日本対ポーランド戦について、フェアープレイ「精神」について、いろいろ言っていますが、日本の戦い方は一つの「合理的」選択であって、アンフェアーな戦術ではありません。

サッカーでは、相手に応じて守備的に、また、攻撃的に戦術を組み立てることは多くの人が理解していることでしょう。4チームのリーグ戦で、勝ては勝ち点3、引き分けは双方に勝ち点1、負ければ勝ち点はなしの基本ルールの中で、予選リーグを突破する戦略・戦術はどのチームにもあることではないでしょうか。そのために、場合によって引いて守りに徹するチームも、キーパーも動員して「パワープレー」で失点覚悟の戦術も、これはみんなルールの中のサッカーです。
 日本がとった「戦術」は、コロンビアとセネガルの試合の状況判断の中で、失点と反則を回避するもので、私は一つの合理的選択だと思っています。見てる観客からのブーイングを含め見る側からのアンフェアーなどとする指摘もありますが、どのスポーツも、いつも全力はないのではないでしょうか。試合展開によって、また、長丁場のリーグ戦のような戦いにおいて、最終的に勝利するために戦力を温存したり、一つ負けて二つ勝つ考え方で試合を組み立てたり、いろいろあるのではないでしょうか。侍ジャパンのたたかいを、つねに対戦相手とのタイアップの全力プレーを期待し、精神論で「美化」し、それに反するとして評価することはいかがなものでしょうか。これは私のつぶやきです。

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