学習の友4月号を読んで、チェックです。

まず、「TPPってなんだ!」から~ワンレッスン

 日本農業は保護されすぎか?と聞かれて貴方はどう答えますか。イエス&ノーで問われるとどうでしょう。「イエス」と答える方が多いかもしれませんね。ところが、学習の友の答えは、ノーです。なぜなら、農業所得に占める国の財政からの支援の割合をこう示しています。日本=15.6%・アメリカ=26.4%・フランス=90.2%・イギリス=95.2%とね。イギリスやフランスでは、農家に100円の所得があったら、90円は国の財政支援というわけです。日本は、こんな割合なのに、どうして農業は保護されすぎ~なんていうんだろうね。何か納得いかないね。「友」はさらにこう続けます。「これ以下の価格では農家がもたない」とする価格水準を決め、その価格にいかなかったら、政府がどんどん買い取る。こういう価格維持政策をもたないのは世界中で日本だけ(農民連のインタビュー)といいます。

労働時間短縮進む~ヨーロッパ(うらやましい~)

ヨーロッパの1991年の週平均実労働時間(12カ国)は、40.5時間でしたが、2010年には36.4時間への短縮されています。現在の労働時間を日本と比べると、日本(製造業)=年間2003時間(所定内1794時間+残業209時間)ですが、ドイツ=1538時間、フランス=1537時間で、日本と比べ年間で500時間も短いのです。ちなみに、一日の労働時間8時間で500時間を割ると、62日分にとなりますから、日本人はドイツ人より2ヶ月間も長く働いているのですね。過労死(カローシ)は、世界にそのまま通用する日本語だというのもこの長時間労働に起因していると思います。では。

 

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