10月25日付しんぶん赤旗に小池晃書記局長の発言(NHKスペシャル)が掲載されました。以下小池書記局長発言の一部を紹介します。
「今度の総選挙では「市民と野党の共闘」が進み、私たち日本共産党と立憲民主党、社民党の3党で、市民連合のみなさんと政策合意を確認してたたかいました。その中で立憲民主党が躍進をして、共闘勢力が全体として議席を増やした。これは率直にうれしいことです。比例で日本共産党の議席を減らしたのはまことに残念ですが、これは私どもの力不足で、捲土重来で頑張りたいと思います。選挙直前に希望の党が出現して、野党共闘が分断されても、そのなかで共闘すれば効果が出る。新潟あるいは北海道などでは、明らかに共闘で自民党をどんどん落とす結果がでました。ここに今後の日本の政治の希望があると思います。」
10月23日に安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合・以下市民連合が総選挙結果を受けて発表された「野党共闘」に関する見解部分を紹介します。(全文は25日付赤旗に掲載されています)
「上記~略~ 野党側では、民進党が分裂したことが与党の大勝を招いたことも事実です。総選挙における立憲勢力の前進のために市民と野党の協力体制の準備を進めていたことを無視し、前原誠司代表が希望の党への合流を強引に推し進め、民進党を分裂させ、野党協力の体制を壊したことは、強く批判されるべきだと考えます。しかし、立憲民主党が選挙直前に発足し、野党協力の体制を再構築し、安倍政治を憂える市民にとっての選択肢となったことで野党第一党となり、立憲主義を守る一応の拠点ができたことは一定の成果と言えるでしょう。この結果については、自党の利益を超えて大局的視野から野党協力を進めた日本共産党の努力を高く評価したいと考えます。社会民主党も野党協力の要としての役割を果たしました。そして何よりも、立憲野党の前進を実現するために奮闘してきた全国の市民の皆さんのエネルギーなくして、こような結果はあり得ませんでした。昨夏の参議院選挙につづいて、困難な状況のなかで立憲民主主義を守るための野党共闘の構築に粘り強く取り組んだ市民の皆さんに心からエールを送ります。与党大勝という結果は残念ではありますが、安倍政治に対抗するべき市民と野党の共闘のあるべき姿がこの選挙戦を通じて明確になったことには意味があると思われます。違憲の安保法制を前提とした憲法9条改悪への反対と立憲主義の回復などを共通の土台とした今回の市民と野党の共闘の成果を踏まえ、立憲野党が、無所属、その他の心ある政治家とともに、強力な対抗勢力を再構築することを心より期待し、市民連合もできるかぎりの応援をしたいと考えます。以下略」