8月3日群馬県太田市の太田市民会館の視察を視察しましたので報告します。
1. 日程
2017年8月3日
午前9時20分~午前11時40分
2. 現地で応対いただいた職・氏名(別紙.名刺を添付)
太田市議会副議長 久保田 俊氏
太田市文化スポーツ部文化課課長補佐 富島 公則氏
太田市文化スポーツ振興財団課長 松本 和明氏
太田市議会事務局議会総務課主任 深須光太郎氏
3. 視察の内容について
9時20分太田市議会会議室において冒頭久保田副議長より視察歓迎のご挨拶を受け、小生より視察受け入れに対するお礼と徳島市における新ホール建設にかかる現状及び視察目的を簡潔に申し上げました。
挨拶の交換後、富島・松本両氏から、別紙「太田市民会館建設事業について」に基づき施設の概要、建設に至る経過とホールの計画への市民参加状況、ホールの利用状況と交通アクセス等について約1時間余説明を受け質疑を交わしました。
説明の後、公用車にて太田市民会館に移動し、舞台、舞台装置(音響反射板等)・客席(空調・オケピット・3~4階脇見席等)・大型車搬入口・楽屋・トイレ・多目的室・会議室・フワイエ・ラウンジなど各施設を説明を受けながら視察し11時40分を終了しました。
4. 視察の成果について
太田市民会館は今年4月、音楽を中心に多目的ホールとして開館されたばかりで、1500席を有するいわば最新型ともいえるホールの機能・設備を見ることができました。
① 舞台の音響反射板の収納・活用で「残響時間」について1.8秒~2.3秒確保(空席の時)。満席時の残響時間は計っていませんでした。
② 客席最前列(100席相当)を移動させ、オケピットに換え、またその空間をせり上げて舞台を広げて舞台として活用できる。
③ 客席の空調について、座席下より空調を行い効率よく空調できる。
④ 障害者団体などが利用することを想定し、通常座席を取り外し車いす専用席に換え障害者利用を促進する。
⑤ ホールの屋根を一部透明にし直接採光を取り入れ照明として活用する。もちろん必要な時は採光を遮断する。
⑥ 客席と舞台との関係ですが、全体的に近く、側面客席でも楽しめると感じました。説明によると「こけら落とし」で実施したバレー団の公演では、指定席で側面席にバレー教室の生徒さん達が陣取って人気があったとのことです。
ホールの本格運用は今年9月からで、市内にある「新田文化会館」「藪塚本町文化ホール」とあわせ太田市民会館の3館連携体制で効率的な事業運営を行う予定とのことでした。
以上