4月11日の大西孝佳氏(前市民環境部長)への証人喚問では、調査団報告書の大西氏がかかわった原前市長、前副市長、岡市議らとの記載事実について、大西氏は「概ねそのとおり」と答え、報告書の記述事実を認めました。
特に印象に残ったところは、許可取り消し処分を行えば、事業系ゴミ収集の約2割、1000件を対象としている業者に代わるごみ収集対策が必要で、ごみ収集業務に支障が出、そのような処分を下した場合のごみ収集対策は少なくとも3か月はかかるとの判断などについて、大西氏が、原前市長や多田前副市長には伝えていたこと。実際に原前市長が3月31日に「不許可処分」とした際にも、許可取り消し後のごみ収集対策はまったく立てられていなかったと証言されたことです。
これらの証言は、原前市長が当初は処分後のごみ収集体制の問題もあり、不許可処分は考えていなかったが、ヤングクリーをつぶす動機で許可取り消し処分を求める岡市議の働き掛けによって、原前市長が、処分の内容を変更し「不許可処分」としたと推認されるとした調査団報告書の記載の事実と関連し、原前市長のなした処分の妥当性がなかったことを明白に裏付ける証言となったのではないでしょうか。にもかかわらず、なぜ原前市長は、不許可処分を下したのか。疑惑の核心の一つに迫る証言でした。
次回4月27日午前10時から、多田前副市長に対する証人喚問が行われます。
多田前副市長に対する証人喚問ですが、大西氏への証人喚問とほぼ同様の主尋問が行われるようですが、大西氏は証言の中で、多くは多田前副市長らから指示を受けていたと証言しされていますので、原前市長に次いで、岡市議と関係をもっていたとされる前副市長がどのように証言されるのか疑惑解明には欠かせない証人喚問となります。
市政刷新のために多数傍聴ください。