九条の会徳島・第11回総会及び記念講演会開かれました。

 2月28日とくぎんトモニプラザに約90名が出席。記念講演では、大西聡(9条の会徳島呼びかけ人・弁護士)が「自民党憲法改正草案と明日の日本」と題して講演し、大西氏は、自民党憲法草案が「権力者をしばるものから国民にあれこれ命令するもの」に変質し、憲法で権力をしばる立憲主義の立場に立っておらず、独裁へ道を開くと指摘、安倍内閣が「緊急事態条項」によって国民の権利を政府が一方的に制限する危険について問題点を明らかにしました。
 講演会後開かれた総会あいさつで、岸積さん(元徳島新聞論説委員・9条の会呼びかけ人)は、衆参同時選挙を画策されている政局に触れ、自民党が憲法改正を争点にしようとしていることについて、「大いに歓迎」と述べ、共産党が一人区で党候補者を下ろすことの決断をされ指導性を発揮して野党合意の実現にむかっていることに大きな期待を寄せたいと述べました。
 11回総会では、吉成務事務局長の活動報告に続いて、戦後70年平和ミュジアムの取り組みで徳島大学の学生さんが取り組まれた「シベリア抑留」の聞き取り調査活動、白菊特攻隊を語り継ぐかいの報告、9条を守る西部地域みんなの会が行っている「高校生へのアンケート活動」、民医連の平和活動報告、毎月9の日の「元町交差点」宣伝など各地、各団体の9条を守る活動報告があり、今年は引き続き5月3日の講演会の取り組み、7月参議院選挙にアプローチするための「県内キャラバン」活動、11月の9条祭りなど、全員一致で新たな活動方針を決定しました。

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