~吉野川の願い~2005年11月24日
春 川面をわたる蒼い風 小さなさざ波立てていく
カントリ船の岸辺には チチチとシギが舞遊ぶ
堤に芽ぶく青草よ 伝えておくれ 川のめぐみを
夏 川面を満たす月明かり 金の野原を見るような
シラスを追って船人は 金の野原をかき分ける
光と影のシルエット 続いておくれ 川のめぐみよ
秋 川面を染める茜雲 塗り絵のような波模様
中洲をわたる白鷺も ねぐら求めて西の空
夕日に染まる恋人たちよ 誓っておくれ この川と生きると
冬 川面を走る白い風 突き刺すしぶき巻き上げる
千本杭の茅(かや)陰に じっと動かぬ カモの群れ
北風恐れぬ若者よ 守っておくれ この川を
いつか、「自分で作詞・作曲した歌を歌いたい」これも新しく私がやってみたいことの一つです。でも今のところ「作曲」はとても無理。この作詞は、2005年11月に吉野川の第十堰を守る闘いと重ね合わせて、我が家の前(河口から約5キロ)を流れる川幅約1000mの吉野川の情景を表現したものです。
では。