びっくりです。100億円超える超富裕層の所得税負担率は、1200万円層より低いんだって。そりゃ、おかしいでしょう。

3月4日のしんぶん赤旗(日刊)4面に、年間所得100億円を超える富裕層の所得税負担率が所得1200万円から1500万円の層より低い実態が、国税庁の発表した申告所得税標本調査結果(2012年分)をしんぶん赤旗が試算した結果わかったと報道しました。
 なぜ、そのような結果になるのかについて、所得100億円超の所得総額の9割は株式等譲渡所得で、給与所得や事業所得より低い税率してかかっていないからと分析しています。
 確か、株式譲渡所得は、本来15%(地方税5%)かかるところを2013年末までは、証券優遇税制として7%(地方税3%)しかかからないしくみです。給与所得や事業所得にかかる最高税率40%(地方税10%)とくらべ極端に低い税率が適用されるために、このような所得税負担率の逆転現象がおこったと考えられます。
 低所得者に重く負担がのしかかる消費税はなにがなんでも強行し、富裕層や大企業へは減税を図るこんな政治は真っ平御免被りたいものですね。 では。

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